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高野豆腐は、木綿豆腐を一度凍らせて熟成させた後に乾燥させた日本の伝統食。高野山の宿坊で作り始めたので高野豆腐、信州地方では「凍(し)みる」の意から凍み豆腐ともいわれます。
タンパク質をはじめ、各種の栄養成分が凝縮されており、高野豆腐1枚(乾燥で15グラム)と木綿豆腐100グラムのエネルギー、タンパク質の量はほぼ同じ。豆腐中のタンパク質は凍結によって変性し、血中のコレステロールを抑制する作用が強く、消化吸収にも優れています。また、老化を予防するビタミンEや骨粗しょう症を防ぐイソフラボンなどの栄養素も豊富です。
※おすすめ献立
トビウオの木の芽焼き、根三つ葉のわさびあえ、豆腐の澄まし汁
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
高野豆腐1枚(戻して50g)、干しシイタケ1枚(同20g)、ニンジン50g、三つ葉10g、油小1、だし汁2分の1cup、しょうゆ・砂糖各小2、卵1個
《作り方》
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(1) |
高野豆腐は80度くらいの湯で戻す。水気を絞り、縦半分に切ってから薄切りに。 |
(2) |
干しシイタケは水で戻してから絞り、せん切りに。 |
(3) |
ニンジンは短冊切りに、三つ葉は長さ3センチに切る。 |
(4) |
鍋に油を引いて熱しニンジンを入れ、油が回ったら干しシイタケを入れる。だし、しょうゆ、砂糖を加え、高野豆腐を上にのせてフタをし、弱火で10〜15分煮る。 |
(5) |
三つ葉の軸を加えてから溶き卵を入れてとじ、三つ葉の葉を入れて器に盛る。 |
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