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柚子(ゆず)の用途はさまざまで、香りの強い皮を煮物の天盛り、汁の吸い口などに、搾り汁はポン酢などに利用されます。
柚子には本柚子と小さい花柚子があり、ジャムはどちらの柚子でも作ることができます。ジャムはそのままパンにつけたり、ヨーグルトに入れたり、熱湯で溶かして「柚子茶」にすることも。柚子の白い部分には、食物繊維の一つ「ペクチン」が多く含まれており、腸内環境を整えます。また、柚子茶にすると、体を温めてくれます。
今回の方法で作ると煮た直後の柚子ジャムは苦味があるので、冷蔵庫で寝かせる必要があります。柚子のほか、夏ミカンやオレンジでも同様に作ることができます。多量に作った場合は、冷凍保存するとよいでしょう。
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》作りやすい分量
柚子300g、砂糖150g、白ワイン1cup(200ml)
《作り方》
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(1) |
柚子は横半分に切って種を取ってから半分に切り、ヘタ以外の部分は全て薄切りにする。 |
(2) |
薄切りにした柚子、分量の砂糖、白ワインをホーローの鍋に入れて火にかけ、木べらでかき混ぜながら沸騰したら火を止めてそのまま冷ます。 |
(3) |
鍋の柚子が冷めたら、再び木べらでかき混ぜながら、沸騰させて火を止めて冷ます。 |
(4) |
(3)の作業をあと3回繰り返す。 |
(5) |
煮たジャムは、清潔な容器やジッパー付きのビニール袋に入れ、冷蔵庫のチルドルームで1〜2週間寝かせてから食べる。 |
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