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ちりめんじゃこはイワシを干したもので、カルシウムを多く含んでいます。体へのカルシウムの吸収率は、牛乳と同じくらいといわれています。
山椒(さんしょう)の実は5月に採れ、1カ月ほど店頭に並びます。庭に実の成る山椒の木がある家では、未熟な山椒の実(緑色の実)を取って軸を除き、水洗いしてよく水気を拭き取り、チャック付きビニール袋に入れて、冷凍庫で2年は保存できます。使う時は、凍ったまま煮魚などの煮物に入れます。
今回はちりめんじゃこ、山椒の実を一緒に煮たちりめん山椒。食欲のない時でも温かいご飯にかけて食べれば、ピリリとした辛さが食欲を誘います。
なお、山椒の木は、実の成るものと成らないものがあります。山椒の実が茶色になった場合は、中の黒い粒を取り除いて、こしょう挽(ひ)きなどで粉にします。自家製のちりめん山椒は、市販品と異なり日持ちがしないので、冷凍庫で保存を。
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》作りやすい分量で
ちりめんじゃこ80グラム、しょうゆ大1半、酒大4、山椒の実(生)大2
《作り方》
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(1) |
鍋に、ちりめんじゃこ、しょうゆ、酒を入れて混ぜ合わせてから火にかける。 |
(2) |
中弱火で、汁気がなくなるまで煮て、最後に山椒の実を加えてさっと混ぜる。 |
(3) |
皿に(2)を広げて、ラップをせずに電子レンジ(600ワット)に2分ほどかけて、乾燥させる。 |
(4) |
(3)が冷めたら、チャック付きビニール袋などに入れて冷凍庫で保存する。 |
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