|
とも和えとは、和える材料と和え衣が同じ料理のこと。今回は里芋を使用しました。
芋類は、いずれも穀類と野菜の両方の性格を持ち合わせていますが、里芋は野菜の性格を強く持っているといえます。芋の大きな特徴である炭水化物もそれほど多くなく、エネルギーもゴボウとほとんど同じです。
里芋のでんぷんは加熱すると、非常に消化、吸収がよくなります。また、ぬめり成分のムチンは胃の粘膜を保護したり、肝臓や腎臓の働きを助けたりするほか、細胞を活性化して老化を予防するともいわれています。
里芋は、湿ったまま皮をむくと、ぬめりの成分が手についてかゆくなることがあります。泥付きの皮をたわしで洗い落とし、いったんよく乾かしてから皮をむくとぬめりが出にくく、むきやすくなります。
※おすすめ献立
きのこご飯、野菜ののっぺい汁
（女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子）
《材料》2人分
里芋（皮付き）300g、白ごま大2、調味料（砂糖大1と2分の1、みそ大1、みりん大2分の1、しょうゆ小2分の1）、だし大1
《作り方》
|
| （1） |
里芋は皮付きのままよく洗い、鍋に入れてゆでる（竹串が通るくらい）。ざるにとって、熱いうちに皮をむく。 |
| （2） |
ごまは、いってからすり鉢に入れ、よくすりつぶす。 |
| （3） |
調味料を加えてすり混ぜる。ゆでた里芋の半量を入れてさらにすり混ぜ、だしでのばして和え衣を作る。 |
| （4） |
残りの里芋を一口大に切り、衣で和えて器に盛る。 |
|
|  |
|
