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サツマ芋の主成分はでんぷんですが、ビタミンやミネラル類のほか、食物繊維が多く含まれています。また、体内の余分な塩分を排出し、血圧低下やむくみの解消に効果があるカリウムも豊富です。
サツマ芋のビタミンCは加熱しても糊化(こか)したでんぷんの作用によって壊れにくく残ります。加熱したでんぷんは糖質に変わってさらに甘みが増します。皮にはポリフェノールが含まれており、がん細胞の増殖を抑制する効果も。
また、サツマ芋を切った時に出る乳白色の液体はヤラピンという成分です。胃の粘膜を保護したり、腸の動きを促進したりする作用があります。皮付近に含まれているので、摂取したい時には皮ごと調理をしてください。
サツマ芋は寒さに弱いので、保存する時は新聞紙に包んで冷暗所へ。使用したものはラップをして冷蔵保存しましょう。
※おすすめ献立
サンマの塩焼き・おろし大根添え、春菊とシメジのおひたし
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
サツマ芋200グラム、米170グラム、もち米20グラム、水260グラム、塩小4分の1、黒ごま小4分の1
《作り方》
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(1) |
米、もち米は合わせて洗い、分量の水に浸しておく。 |
(2) |
サツマ芋は皮をむき、1センチ大の角切りにしてから水で洗う。 |
(3) |
(1)を炊飯器に入れ、塩を加えてさっと混ぜる。(1)を上にのせ、ご飯を炊く。 |
(4) |
炊き上がったらさっと混ぜ、器に盛り、上から黒ごまをかける。 |
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