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暑く食欲がない時に冷たいデザートはおいしいものです。本来の杏仁豆腐はアンズの種の中の仁(じん)をつぶして白い汁を取り、固めたものですが、最近は牛乳を固めたものが普通になりました。
寒天は、天草やオゴノリを原料に作られ、角寒天、糸寒天、粉寒天の種類があります。角寒天、糸寒天は水に3時間以上つけてから煮溶かします。粉寒天は水に入れてすぐ煮溶かすことができます。
ゼラチンと違い、常温で固まっていることから分かるように、食べた時に口の中では溶けません。寒天が溶けてから砂糖を加えないと、寒天が固まらないことがあります。
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》4人分
粉寒天4g、水1.5カップ、砂糖60g、牛乳1カップ、シロップ(水2カップ、砂糖80g、レモン汁2分の1個分)、キウイ1個
《作り方》
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(1) |
鍋に、水1.5カップと粉寒天を入れて、火にかけて木べらでかき混ぜながら、弱めの中火で沸騰するまで加熱する。 |
(2) |
沸騰後、1分ほど煮て寒天を溶かし、牛乳を加えて軽く沸かし、砂糖を加えて煮溶かす。 |
(3) |
寒天の鍋を水で囲って粗熱をとり、流し缶などに入れ、冷蔵庫で冷やし固める。 |
(4) |
キウイは皮をむき、いちょう切りにする。 |
(5) |
固まった牛乳寒天を角切りにして器に盛り、シロップをかけ、キウイを飾る。 |
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