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独特の芳香とほどよい酸味で、日本料理に欠かせないユズ。香味料や食酢のほか、ジャムやお菓子など、幅広い用途で利用されます。冬至にはゆず湯に入る習慣があるなど日本の暮らしに密着した食材であり、初夏に出回るものは青ユズ、秋から出回るものは黄ユズと呼ばれます。
ユズには、寒い冬に摂取したい栄養素がいっぱいです。風邪予防や免疫力の強化に必要なビタミンCの含有量はレモンより多く、3〜4倍といわれているほど。また、ユズは果肉よりも皮の部分に栄養素が多く含まれているのが特徴です。これには温熱効果があるので、冷え性やリウマチ、神経症などにも効果が期待できます。
今回は和風のサラダ感覚で食べられるメニューです。常備菜として活用しましょう。
※おすすめ献立
おでん
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2〜3人分
大根400g、ユズ2分の1個、酢大1、砂糖大1.5、塩小6分の1、昆布2×5cm、赤唐辛子2分の1本
《作り方》
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(1) |
大根は長さ5cmに切り、外側の皮をむく。太めの棒状に切った後、塩(分量外。小1弱)をまぶし、重しを載せて約20分置く。 |
(2) |
ユズは皮をむき、汁を搾る。皮は長さ5cmのせん切りに。 |
(3) |
ゆず汁と酢を合わせて40mmにする。砂糖、塩を加え、その中に細く切った昆布と赤唐辛子を入れ、混ぜておく。 |
(4) |
(ぬらして固く絞った)さらし布巾で大根を包み、絞る。 |
(5) |
ユズの皮と(3)、(4)を合わせる。 |
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