|
今回は、カロテンを多く含むニンジンと、抗酸化作用のあるポリフェノールを含む赤ワインを使った「あかねご飯」です。色合いもよく、食べやすく、簡単に作れるので「食欲の秋」におすすめです。
ニンジンには独特の香りがあり、加熱すると甘味が出ます。日本では三寸ニンジンなど西洋系の品種が主流になっており、現在、東洋系の品種で市場に出回っているのは金時ニンジンぐらいです。
ニンジンは皮が滑らかで形がよいものを選びましょう。色が濃いほどカロテンが豊富です。カロテンは皮の近くに含まれているので、調理の時に皮はできるだけ薄くむきます。鮮度のよいものは皮をむかなくても大丈夫です。水分を失いやすいのでラップに包んで冷蔵保存するように。長期保存は、土に埋めるとよいでしょう。
※おすすめ献立
すくい豆腐とシメジのすまし汁、サンマのつくね揚げ、トマトの黄身酢かけ
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
米1と2分の1カップ、もち米2分の1カップ、水350ml、赤ワイン50ml、ニンジン100g、塩小1弱、塩昆布5g
《作り方》
|
(1) |
米、もち米は合わせて洗米し、分量の水に浸水する。 |
(2) |
ニンジンはよく洗い、皮ごとすりおろす。 |
(3) |
塩昆布は細かく刻む。 |
(4) |
炊飯器に(1)、(2)、ワイン、塩を入れて炊く。 |
(5) |
炊き上がりに塩昆布を加えて混ぜ、器に盛る。 ※塩昆布の代わりに、シソの実を加えても。 |
|
| |
|