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煮物や漬物、鍋物など、日常の食卓でさまざまな食べ方がされる大根。一度に食べる量や、シーズン中(秋〜冬)は食べる機会が多いことから食物繊維のとてもよい供給源といえるでしょう。食物繊維は便秘を解消したり生活習慣病を予防したりします。
また、大根に含まれる成分で注目したいのは、アミラーゼやオキシダーゼなどの酵素類。アミラーゼはでんぷんを分解する酵素なので、米を主食とする日本人に大根は欠かせません。
大根の皮をむく場合、皮の2〜3ミリ内側にある筋は硬いのでやや厚めにむくように。煮物を作る時は下ゆですると苦味がとれます。米のとぎ汁か、米を加えた熱湯でゆでると白く煮上がります。今回は油揚げを使ったしのだ煮です。
※おすすめ献立
カジキマグロのつけ焼き(ブロッコリー添え)、豆腐のおすまし汁
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
大根300g、油揚げ1枚、かんぴょう4本、だし1カップ(200ml)、調味料(塩小4分の1、しょうゆ小1、砂糖大1と4分の1)
《作り方》
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(1) |
大根は長さ5ミリに切ってから皮をむく。厚さ2〜3ミリのかつらむきにし、お湯で1分ゆでる。 |
(2) |
油揚げは熱湯をかけて油抜きする。四辺を切り、開いてから長く半分に切る(計4枚)。 |
(3) |
大根を伸ばし、油揚げを重ねて端から巻き、水でもみ洗いしたかんぴょうで結ぶ。 |
(4) |
だしに調味料、(3)を入れて弱火で15分煮る。 |
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