|
白菜は淡色野菜の中ではビタミンCの含有量が比較的多く、外側の緑色の葉にはカロテン、カルシウム、鉄も含まれています。白菜のような低エネルギー食品は生活習慣病を予防する食材となります。味が淡泊で飽きがこないため、鍋物や漬物などにして一度にたくさん食べることができます。ビタミンCの供給源が不足する冬の季節には、貴重なビタミンC源です。
白菜のビタミンCは水に溶け出てしまいますが、たくさん食べることによってその欠点を補うことができます。鍋物や中華料理などは煮汁にとろみをつけて一緒に食べる工夫がされ、栄養的にもよく考えられた方法です。
※おすすめ献立
白菜の葉と肉団子のスープ、かに玉
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》4人分
白菜(軸)300g、ニンジン20g、塩小2分の1(塩A)、ごま油大1、赤唐辛子1本、酢大2、砂糖大2、塩小6分の1(塩B)、ショウガ(薄切り)3〜4枚
《作り方》
|
(1) |
白菜は太めのせん切り(長さ10cm、幅5〜6mm)に、ニンジンはせん切り(白菜と同じ長さ)にして塩Aでもみ、軽い重しをして30分くらい置く。 |
(2) |
フライパンでごま油を熱し、火から下ろして唐辛子を入れ(ごま油に香りをつける)、酢、砂糖、塩Bと合わせる。 |
(3) |
白菜とニンジンをさっと洗い、水分をしっかり絞り、(2)と合わせる。せん切りにしたショウガも混ぜ、しばらく置いて味をなじませる。 |
|
| |
|