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ブリは、冬が旬の魚で、成長するにつれて、「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」(関東での呼称)と呼び名がかわるので出世魚といわれています。
ブリは脂肪が多く、濃厚な味わいの赤身魚です。生活習慣病の予防に効果があるIPAやDHAがたっぷりと含まれています。IPAは血液の流れをスムーズにし、血圧低下や、悪玉コレステロールを除き善玉コレステロールを増やす働きがあり、DHAは記憶力の低下を防ぎます。
ブリ大根は、ブリのあらで作ると骨から出るうまみが大根にじっくり染み込み、おいしく出来上がります。ブリ大根を冷蔵庫に入れておくと煮汁がプルプルに固まります。これはブリに含まれているコラーゲンが煮汁に溶け出したためです。最近の大根は、苦味が少ないので下ゆでをしなくても大丈夫です。
※献立のヒント
ポテトコロッケ(線キャベツ添え)、小松菜とエノキのからしあえ
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》2人分
ブリのあら・大根各200g、ショウガ2分の1かけ、調味料(しょうゆ大1.5、砂糖大2分の1、酒大2)
《作り方》
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(1) |
ブリのあらは霜降りにしておく。 |
(2) |
大根は大きめの乱切りに。ショウガは、針ショウガと薄切りにする。 |
(3) |
鍋に水2カップと調味料、薄切りのショウガを入れて煮立てたところに、大根、ブリのあらを入れて、大根が軟らかくなるまで、20〜30分煮る。 |
(4) |
器に盛り、針ショウガを天盛りにする。 |
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