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秋から冬にかけて旬の春菊。カロテンやビタミンB群・C、鉄分、カルシウム、カリウム、食物繊維など栄養素をバランスよく含む緑黄色野菜です。
特に春菊に含まれているカロテンは、ホウレン草や小松菜を上回る量。カロテンは抗酸化作用により活性酸素の働きを抑制、がんの予防効果の他、肌の老化を防ぐ美容効果もあります。他にも、春菊に含まれる栄養素によって高血圧や貧血の予防、便秘の改善などの効果が期待できます。
また、春菊の独特の香り成分は自律神経に作用し、胃腸の働きを高めて消化吸収を良くしたり、咳(せき)を鎮めたりする作用があるといわれています。風邪対策としても春菊を食べたいものです。
鍋物に入れる場合は下ゆでの必要がありません。また、保存する際は湿らせた新聞紙に包んでビニール袋に入れて冷蔵庫へ。
※おすすめ献立
ブリの鍋照り焼き(ブロッコリー添え)、すくい豆腐の澄まし汁
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
春菊60g、A(だし大1.5〜2、しょうゆ大2分の1)、白ごま大1〜2
《作り方》
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(1) |
春菊は、堅い茎だけ除き、たっぷりの熱湯で1分ゆで、水に取る。水を換えながら冷ます。 |
(2) |
ごまは香ばしく煎(い)って、すり鉢で半ずりにするか、紙の上でざっと刻む。 |
(3) |
春菊の水を絞って2cm幅に切り、合わせたAの3分の1量をかけて下味をつける。これを絞って残りのAとごまを合わせ、軽く絞って器に盛る。 |
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