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ブリは温暖性の回遊魚です。関東では、「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」と成長によって名前が変わるので出世魚ともいわれ、正月に祝い魚として食べる地方もあります。食べ方も刺し身、塩焼き、照り焼き、ブリ大根などさまざまです。
今は養殖も盛んに行われ、養殖ブリは、養殖ハマチの名で流通しています。天然ブリの旬は冬。この時季のブリは、「寒ブリ」と呼ばれ、生活習慣病の予防によいIPAや、記憶力の低下を防ぐ効果のあるDHAも増えています。
塩焼き、照り焼きなどの魚料理に、ユズ、カボス、スダチなどのかんきつ類を搾るとおいしくいただけます。
※献立のヒント
ブリの照り焼き、ホウレンソウと菊のおひたし、サツマイモの甘煮
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》2人分
ブリ2切れ、漬け汁(しょうゆ大2、みりん大2、酒大2)、サラダ油大2分の1、大根おろし、好みのかんきつ類
《作り方》 |
(1) |
漬け汁を合わせ、ブリを1時間以上漬けておく。 |
(2) |
漬けたブリの汁気をペーパータオルで軽くふきとる。 |
(3) |
フライパンにサラダ油を入れて熱したところに、(1)のブリを入れて焼く(※表になる方を下にして)。きつね色の焼き目がついたら、裏返す。 |
(4) |
火を弱めて、ブリの中心まで火を通したところに、漬け汁を加えて、ブリとからめる。 |
(5) |
皿に、焼いたブリを盛り、大根おろし、かんきつ類を添える。 |
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