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ミョウガはショウガ科の多年草です。食用にするのは開花前の若い花序(花の集団)。地下茎から出る花穂(かすい)のことで、「花ミョウガ」、「ミョウガの子」といわれます。若い茎は「ミョウガダケ」と呼ばれ、この部分も食べられます。
ミョウガは夏ミョウガ(6〜7月)、秋ミョウガ(8〜10月)の年2回、出回ります。細かく刻んで生で食べるほか、刺し身のつまや汁の実、漬物に利用します。芳香と風味があるので食欲増進に。熱を冷まし、解毒効果があるので夏バテ対策にもおすすめです。ミョウガにはマンガンが含まれていて、骨の形成に関与するといわれています。
※おすすめ献立
鶏のくずたたきのすまし汁(キュウリ・ジュンサイ)、インゲンのごまあえ
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
ミョウガ6個、甘酢(塩小2分の1、酢大6、砂糖大1、だし大2)、米1カップ、水220ml、昆布3cm、酒大1、青ジソ2枚、しらす干し10g、すし酢大2、梅酒の梅1個
《作り方》 |
(1) |
ミョウガは縦2つに切り、熱湯にさっと通して湯を切り、甘酢に約30分漬ける(甘酢に漬けることでミョウガの色がきれいになる)。 |
(2) |
米は洗って、分量の水、昆布、酒を入れて炊く。 |
(3) |
炊き上がったらすし酢ですし飯を作る。青ジソのみじん切り、しらす干しを加えて混ぜる。 |
(4) |
俵型に握り(1個30gほど)、上に(1)をのせる。梅を4つ割りにし前盛りにする。 |
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