|
フキはそのほとんどが水分で栄養素としてはカリウムがやや多めです。シャキシャキとした歯触りがあり、食べると繊維質が多いように感じますが、食物繊維は意外に少なめ。香りと食感を楽しむ野菜といえるでしょう。
フキは板ずり(塩を振り、まな板に押しつけながら転がし、塩を絡ませる処理法)してから熱湯でゆで、冷水に取り、皮をむいてあえ物や煮物に。食材の色を生かして薄味で煮る青煮、色を気にせずしょうゆ味をきかせて煮る場合があります。
※おすすめ献立
トビウオの木の芽焼き・大根おろし添え、ワカメとしらす干しのすまし汁
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
油揚げ2枚、フキ3本、かんぴょう1本(10g)、かたくり粉、だし300ml、砂糖・酒各大2、しょうゆ大1.5
《作り方》 |
(1) |
油揚げにさっと熱湯をかけて油抜きし、長い1辺を残して3辺を切り離す(2枚とも) |
(2) |
フキは板ずりし、熱湯でゆでて皮をむく。かんぴょうは塩もみしてから水につけて戻す。 |
(3) |
油揚げの白い面を内側にして広げ、かたくり粉少量を振る。フキをのせてしっかりと巻く。3カ所をかんぴょうで縛り、煮たときに味が中まで染み込むように竹ぐしで所々に穴を開ける。 |
(4) |
(3)を鍋に並べて、だし、砂糖、酒を加えて落としぶたをして10分ほど煮る。しょうゆを加え、汁がなくなるまで弱火で煮含め、そのまま冷ます。 |
(5) |
出来上がったものを3つに切って器に盛り合わせる。 |
|
| |
|