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大豆由来の豆腐には良質のタンパク質、ミネラルなどが含まれています。消化もよく安価な食品なので頻繁に利用したいものです。
今回は江戸時代の料理書にも出ていた白和(あ)え。少し目先を変えて木綿豆腐にみそ、練りごまを加えた衣で、今風の甘いしょうゆ味の食材と和え、あっさりとした味付けにしました。今が旬の菜の花と和えましたが、春菊などの青菜、ゆでた魚介類、鶏肉などでもおいしく食べられます。
菜の花は、体内でビタミンAに変わるカロテンや、鉄、葉酸を多く含んでいます。葉酸は、細胞を新しく作ることから、老化防止に効果があるといわれている栄養素です。ゆでた菜の花に一手間かけて下味をつけると水っぽさがなくなります。
※献立のヒント
たけのこご飯、鶏のつくね焼き、すまし汁(ワカメ、ネギ)
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》2人分
菜の花2分の1把、しょうゆ少々、和え衣(木綿豆腐2分の1丁、白練りごま大1.5、みそ大1、砂糖少々)
《作り方》 |
(1) |
菜の花は、3等分くらいの長さに切る。 |
(2) |
鍋にたっぷりの湯をわかし、塩少々を加える。切った菜の花を入れて好みの硬さにゆで、冷水に取ってから絞る。 |
(3) |
水気を絞った菜の花にしょうゆ少々をかけ、下味をつける(よく混ぜた後、絞る)。 |
(4) |
ボウルに白練りごま、みそ、砂糖を入れて、ゴムべらなどでよく混ぜ合わせてから豆腐を加えてさらに混ぜ、衣を作る。 |
(5) |
和え衣で菜の花を和える。 |
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