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鯛(タイ)は白身魚の代表ともいえ、赤身魚に比べて脂肪分が少なく淡泊な味わいが特徴です。1年を通じて手に入りますが、3〜4月は春の産卵前で最も脂が乗る時季。桜鯛といわれ、一番美味です。最近は値段が手ごろな養殖物も増えており、味も一般の人には区別が難しいほど良くなってきました。
そぼろは、魚や肉などをほぐして味付けし、炒(い)り上げたものです。鯛は蒸す方法でなく、酒と塩で下味をしてグリルで焼いても良いでしょう。
※おすすめ献立
空也(くうや)蒸し、根菜の煮物、菜の花のからしあえ
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
米1カップ(180ミリリットル)、水240ミリリットル、調味料A(しょうゆ大1、酒大2分の1)、鯛100グラム、酒大1(B)、酒小1(C)、砂糖大1、塩一つまみ、しょうゆ少々、菜の花30グラム
《作り方》 |
(1) |
米は洗って、分量の水と調味料Aを加えて炊く |
(2) |
鯛は酒Bを振ってラップをし、電子レンジで2〜3分通電する。火が通ったら皮と骨を除き、身をふきんでもみほぐし、小鍋に入れて酒Cと蒸し汁を加え、身がふんわりとするまで弱火で炒る。 |
(3) |
(2)に砂糖を2〜3回に分けて入れ、塩、しょうゆも加え混ぜる。 |
(4) |
菜の花は花の部分のみ熱湯でさっとゆでる。 |
(5) |
器にご飯を盛り、上に(3)をのせ(4)を添える。 |
※菜の花の茎(軸)は甘味があるので花の部分と一緒にゆで、からしあえなどにすると無駄なく食べられます。 |
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