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菜の花は春の代表的な野菜で、独特のほろ苦い味が特徴です。栄養素も非常に多く、カロテンやビタミンCなどのビタミン類、カリウムやカルシウムなどのミネラル類、食物繊維を含んでいます。
今回のようなつぼみを付けた種類のほか、中国野菜と掛け合わせた茎と葉が中心の品種、植物油の原料となるセイヨウアブラナを交配させた品種もあります。これらは苦味も少なく比較的安価なので、おひたしや油いために向いています。
(女子栄養大学生涯学習講師 豊田光子)
《材料》2人分
菜の花2分の1束/だし昆布20センチ角/タイ(刺し身用)3〜4切れ/卵1個/新しょうが(甘酢漬け)20グラム/焼きのり全形2分の1枚/ご飯350グラム/すし酢(市販品)大2
《作り方》
(1) |
炊き立てのご飯にすし酢を混ぜ、冷ましておく。昆布は酒を含ませたキッチンペーパーで表面をふく。 |
(2) |
菜の花は花先から4センチで切り、さっとゆでて水に取る。水気を切って塩をひとつまみ振る。刺し身のタイにも塩をひとつまみ振る。(1)の昆布に菜の花とタイを並べて巻き、ラップでくるみ30〜50分置く。 |
(3) |
卵はほぐして鍋に入れ、はし3〜4本で混ぜながら火を通し、いり卵にする。 |
(4) |
甘酢しょうがはせん切りに。のりはもんで細かくする。昆布じめしたタイを半分に切る。 |
(5) |
すし飯が冷めたら(2)〜(4)を混ぜ合わせ、器に盛る。
※しらす干しや焼いてほぐした甘塩ザケなどでタイの代用も。菜の花の茎や葉はゆでて、からしあえなどに。 |
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