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担々麺(たんたんめん)は、「担(かつ)ぐ」という字の通り、中国では担いで売り歩かれる汁なし辛味あえ麺ですが、日本では汁を加えたごま風味の辛味麺になりました。
辛味のもとの唐辛子に含まれるカプサイシンは、食べると体が温かくなることからも分かるように代謝をよくする働きがあります。また、ゴマに含まれるセサミンは肝機能を強化します。麺類の汁を全部飲むと塩分の摂取が多くなるので、汁の半量を残すようにしましょう。
担々麺は本来、ひき肉そぼろを入れますが、ひと手間かかるので、今回は市販の焼き豚を使って簡単に仕上げました。
家で作る麺類には、栄養バランスを考えて、野菜をたっぷり入れるようにしますが、単品ではなく、さっぱりした野菜サラダや芋の煮物などのおかずと組み合わせるとよいでしょう。
(女子栄養大学生涯学習講師 大石みどり)
《材料》2人分
大根200グラム、ニンジン120グラム、中華干しエビ大さじ1、鶏がらスープの素(もと)小1、紹興酒(または日本酒)大1、塩・コショウ少々
《作り方》
(1) |
チンゲンサイは食べやすく切り、ゆでておく。モヤシもゆでる。長ネギは小口切りにする。 |
(2) |
丼に、白当たりごま、ラーメンだれ、ラー油を入れてよくかき混ぜたところに、分量の熱湯を入れてスープを作る。 |
(3) |
たっぷりの湯でゆでた麺の水気をよく切ってスープに入れ、野菜、焼き豚を上にのせる。 |
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