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「大人の上履き」は簡単に脱ぎ履きができ、足にしっかりフィットする作りになっている |
「急な入院やリハビリ、デイサービスの現場に」「室内作業で使いたい」—。そんな利用者のニーズをもとに誕生したのが(株)ムーンスター（福岡県久留米市）の「大人の上履き」（2100円）だ。
上履きのトップシェアメーカーの一つとして名をはせてきた同社。東京支店の西迫哲哉さん（54）は2011年4月、営業先で立ち寄った街の靴屋さんの小さな一言を振り返る。「子どもの上履きの販売数は減ったけど、大人にはよく売れるようになってきたよ」。聞けば、デイサービスやホームでのスリッパ替わりなどに利用する人が多いという。「入院やリハビリにはスリッパを禁止する施設も増えた。軽い運動に対応でき、着脱が楽なものが求められるのに特定の商品がなく、結局は小中学生が履く上履きを買っていく人が多かったのです」
こうした店頭の声と同社技術を生かし開発された“大人のため”の上履き。子ども用との違いは、大人の体重を支えるため軽量性とクッション性、防滑性に優れた同社独自素材「ベステック」をアウトソールに使用した点。また、「外反母趾（ぼし）やむくみなど足の変形という悩みが多い大人に対して、優れた伸縮性の立体メッシュ素材を使用し、フィット感を向上させました」と西迫さん。
デザインは、履き口のゴムが伸縮してフィットする「スリッポンタイプ」と、むくみなどに応じて調節ができる「甲バンドタイプ」の2型。色はホワイト、ネイビーの2種類を用意。老若男女を問わず大人が履きやすいシンプルなデザインにこだわった。
サイズは21〜28センチ。重量は150〜160グラム（22センチ）と軽量な上、滑りにくいので高齢者にも安心。メッシュ素材で通気性も良く、汚れても簡単に洗うことができる。
ムーンスター・カスタマーセンター TEL.0800・800・1792
http://www.moonstar.co.jp/ |
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