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趣味は、10年余り前に始めた社交ダンス。「地元のサークルに入って楽しく踊っています」と佐藤さん |
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自分の裁量で仕事
「集金は販売店の窓口です」。足立区の佐藤政儀さん(71)は、地元の新聞販売店(ASA梅田)で3年前から集金業務を担当している。
この仕事に就いたきっかけは、自宅に訪れる新聞集金員が佐藤さんと同年代だったこと。60代半ばを過ぎても、まだまだ仕事をしたい、と職を探していた佐藤さんは、ふと思った。「この人にできるなら、わたしにもできるかも…」。それからは集金業務に狙いを絞って募集を待ち、今の仕事をものにした。
「集金の仕事のいいところは、毎日きまった時間を拘束されるわけではないので、自分の裁量で働けること。高齢者に向いている仕事だと思います」
現在、足立区4丁目エリア約250軒を担当、集金バッグをたすきにかけ、自転車で集金に回る。毎月25日から各戸を回り、月内いっぱいで大部分の集金を終えるように努めている。「(集金が)難しいのは、マンション。オートロックが普及しているし、中に入っても一人暮らしが多いため留守の場合があります。だからマンションの集金は土日や夜に伺うようにするなど、いろいろと工夫しています」と話す。
じかに読者と接する仕事柄、紙面やサービスについて苦情を言われることも。そんな時はすぐに販売店に連絡を入れ、対策をとる。「何といっても、新聞と読者をつなぐ最前線にいるのはわたしたちですから」と誇らしげに語る。
自転車をこいだり、マンションなどの階段を上り下りするせいか健康面でもいい効果が出てきたという。「この仕事をするようになってから、足のしびれなどが不思議となくなりました。リハビリしてお小遣いをもらっているようなものですね」と笑う。
未経験でも挑戦
集金業務は未経験だった佐藤さん。山形出身の佐藤さんはオーダーメード洋服の職人として上京。その後、足立区で「佐藤洋服店」を開業したが、約20年前に店をたたんだ。
「昔はオーダーメードが多かったけど、既製服の量販店が登場してからは、うちに来るお客さんが減り始めて…。時代の流れですね」と廃業の理由を寂しそうに話した。
その後は15年ほど、冷凍マグロをレストランに届けたり、フリーペーパーを配ったりと、配送業を営んできた。未経験の分野でも積極的にチャレンジする佐藤さん。そんな佐藤さんが同年代の求職者にアドバイスする。
「過去の仕事にこだわらず、未経験の分野でも挑戦してみること。それと、常に(求人に対する)アンテナを立てておくことが大切だと思います」 |
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